Rock'n'Roll Radio

音楽について思ったことを書く。

鬱くしきシューゲイザー ART-SCHOOL

ART-SCHOOL
張りつめた緊張から生まれる触れたら壊れそうな美しきシューゲイザー



高校卒業後上京し5年間母親からの仕送りだけで生活していた木下理樹(きのこ)を中心に2000年結成。
日本三大鬱ロックのひとつです。

ART-SCHOOLといえば度重なるメンバー脱退。ストレイテナーの50%はART-SCHOOLのオリジナルメンバーで構成されています。
ARTの現在のメンバーはりっきーと2004年加入のギター戸高賢史で、サポートで中尾憲太郎(ex.NUMBER GIRL)と藤田勇(MO'SOME TONEBENDER)が参加しています。



なんだこのシュールなMV...
メジャーデビュー曲です。若きりっきーの透明感のある声はとても美しい。



オリジナルメンバー時代のライブ映像よりロリータキルズミー。
バンドが心身ともにボロボロだった頃の叫ぶような歌。



10年くらい一気に飛んで2013年の作品です。
今ではお酒と煙草で声がさがさで音痴とか声量がないとか色々言われてるけど、木下理樹が細い腕でギターを抱えて喉を震わせて歌っている、それだけで伝わってくるものがあるんです。
この人は本当に音楽がないと生きていけないんだと思います。



常にいつ解散してもおかしくないような状態で、それでも15年間続いてきた奇跡みたいなバンド。
今年の2月から活動休止しています。
この記事を書こうと思ったのは昨日観た映画『ディオールと私』でARTのライブのSEが使われていたからで、聴いた瞬間ラストライブを思い出して涙があふれてきました。
音源制作のための前向きな活動休止だしトディもやめないって言ってたから、「絶対に帰ってきます」って言葉を信じて待っています。

活動休止前最後のライブのDVDが5月20日に発売されるので、復活まではこれを観てART欲を満たしましょう。



http://www.art-school.net/index2.html