Rock'n'Roll Radio

音楽について思ったことを書く。

照れくさくなるほどのポップソング Bluems

Bluems

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彼らとは地味に色々繋がりがありまして。

前身バンド、恋する円盤が私の最愛のバンドSISTERJETとマネージャーが同じだったんです。尚且つ幼馴染のサークルの先輩ということでデビュー当時からチェックしていました。

この曲めちゃ好きだった。

ちなみにこのマネージャーがもうひとつ担当していたのがSuchmos

Suchmosって書いたらアクセス数増えそうだからもう一回書く。Suchmos

2015年のSOUND CRUISINGで恋する円盤もSuchmosも私が働いていたDaisyBarに出ていたんですよね。あれから色々あったな、、こんな2017年想像もしてなかったよな、、

 

 

 

恋する円盤が解散し、ギターボーカルとドラムの大塚兄弟とキーボードの中村さんが中心となって結成したのがこのBluems。

2015年12月恋する円盤解散、2016年1月Bluems結成、3月初音源&初ライブとノンストップで活動し、8月には3000組を超える応募の中から出れんの!?サマソニ!?2016にてISLAND賞受賞。なんと半年でSUMMER SONICに出場しました。

今年1月に初の音源「Short Trip e.p.」を発売。

 

 

 

ポップな歌モノロックバンドって溢れるほどいるジャンルなんですけど、それらとは明らかに一線を画していると感じます。

ポップでキャッチーで温かくて優しくて、でも少しさみしくて。

めちゃくちゃまっすぐで照れくさくなる。

きっとスピッツとかミスチルの仲間。バンドをあまり聴かない人、音楽に詳しくない人も好きになれるバンド。でもそういうバンドって本人たちは超詳しいし超センスあるってタイプ。

 

 

 

 

恋する円盤がつき抜けたポップソングだったのに対して、Bluemesはポップでありながら切なさや哀愁が漂っています。

「Wednesday escape」は特に小説みたい。ちょっとだけ褪せてセピア色になった文庫本のイメージ。

 

 

 

Bluemsはツインボーカルもできるんです。

他の曲でも3人の厚いコーラスワークが披露されています。

さらに前の「Wednesday escape」はボーカルの真太朗さん、この「ビターズ・エンド」はギターの山中さんが作曲をしています。

そう、みんなが歌えてみんなが作れるタイプのバンドなのです!

 

 

 

こちらが2016年Bluemsの夏◎

8/11@DaisyBarはSISTERJETとの対バンで私も行ってましたね。

SUMMER SONICは見れなかったけど夏の野外とBluemsってすっごい似あうだろうなと思ってました。

 

さて、彼らの2回目の夏はどうなる?

 

 

 

 

W.O.O vol.1出演者:Tempalay / ドミコ / Bluems / Luby Sparks / JIV

2017/5/18(木) 渋谷/代官山SPACE ODD

OPEN 18:00 / START 18:30

前売りチケット¥1,000-(税込/All Standing/1Drink別)
当日チケット¥1,500-(税込/All Standing/1Drink別)

イープラスeplus.jp
チケットぴあ:0570-02-9999 Pコード:330-785
ローソンチケット:0570-084-003 Lコード:73953
※0570で始まる電話番号は、一部携帯・PHS不可

www.creativeman.co.jp

 

 

 

twitter.com

 

www.bluems.tokyo

NO AGE+GREEN DAY÷Dinosaur JR.=JIV

JIV

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2013年に早稲田大学内のサークルで結成されたスリーピース。
今のアー写、JIVの素顔が出てそうで好き。
 
  
NO AGEやCloud Nothingsのような雰囲気、GREEN DAYのポップなパンクさ、Dinosaur JR.の盛り上がりを持ち合わせたバンドっていうのが最初の印象。
何なのこれ。好きしかないじゃん。i
基本的にUSインディーっぽいんだけど、洋楽にあまり触れてない人も聴きやすいんじゃないかなって思いました。
 
 
後で調べたら本当にNO AGEみたいなバンドがやりたくて結成したのがJIVで、最初はギターボーカルとドラムの2ピースだったらしいです。
souundcloudに上がっている3年前の音源は2ピース時代の曲のはず。
 
 

去年I HATE SMOKE RECORDSからリリースしたこともあり、ガレージパンクっぽさが増していて男臭くて最高なんです。

NOT WONKのリリパにGezanと一緒に出てたり、KiliKiliVillaや十三月の甲虫との関わりが多くなっています。

 
 
はじめてライブを見たとき、女の子が集まりがちなインディーイベントのなかでJIVの演奏中は男性がぶち上がってて結構びっくりした。
本人たちは煽るわけでもなく目に入らないかのようにクールに演奏してて、それがかっこよかった。
かっこよかったっていうか好き。ほんと好き。私の耳に届いてくれてありがとう。
私と出会ってくれてありがとう2016のTOP5に入ります。JIV。
むしろみんななんでもっと早く教えてくれなかったの。
 
 
 
 
この曲が収録されているJIV初のカセットは昨日のLuby Sparksと同じまMiles Apart Recordsからリリースされました。kちらはすでに完売しているのですがリマスタリング版が昨年発売されたカセット『2+3』に収録されています。
 
 
 
 

貴重なライブ映像。

音源も映像も全然上げてないところが時代に逆らってる感じがして良い◎

これは早稲田の音楽サークルのイベントのダイジェストなのですが普通のライブハウスのイベントに負けないくらい良いバンドいっぱいいるんですよね。

私は大学に音楽関係の友達が全くいないので軽音サークルとかがどんなもんなんだか全然知らなかったのだけれど、学生がバンド・イベント制作・レーベル全部やってるのは本当に面白いし繋がり作れるし興味深いです。こういうのやっとけばよかったってたまに思う。

 

 

2015年までの資料しかネットにないからとりあえず見に来て。

JIV好きだって言う人は音楽をちゃんと掘ってちゃんと聴きにきているからセンスは全面的に信頼しています。

 

 

ついに明日!

W.O.O vol.1出演者:Tempalay / ドミコ / Bluems / Luby Sparks / JIV

2017/5/18(木) 渋谷/代官山SPACE ODD

OPEN 18:00 / START 18:30

前売りチケット¥1,000-(税込/All Standing/1Drink別)
当日チケット¥1,500-(税込/All Standing/1Drink別)

イープラスeplus.jp
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新世代へ浮遊する Luby Sparks

Luby Sparks

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東京発ツイン・ヴォーカル・インディーポップ・バンドとして注目を集めているのがLuby Sparks。

2016年結成、その1年程度の活動のなかでYuckやThe Bilinda Butchers、Manic Sheepとの共演を果たしています。

Yuckに至ってはMax Bloomが彼らの7インチシングルのレコーディングエンジニアを務めています。

20歳前後のバンドの活躍にもあまり驚かなくなっていましたが、Yuckとのことを聞いたときにはこのスピードの速さ、Luby Sparksは何者なの?と思いました。

 

今年もその勢いは止まらず、なんと7月にはイギリスのバターリーで開催される世界最大級のインディーポップミュージックの祭典『Indietracks Festival 2017』に出演が決まっています。

世界のインディーファンに認知される登竜門と言われるこのフェスは過去にはTeenage Fanclub、Camera Obscura、The Go! Teamなども出演していて、今年は3月に来日していたフランキーコスモスなどが出演するよう。

日本のバンドが出演するのは6年ぶりだとか。

Indietracks Festivalが気になった方はこちらからどうぞ。

http://www.indietracks.co.uk/

(about usに人種・性的マイノリティなどあらゆるものへの差別や嫌がらせを私たちは容認しませんって書いてあるの素敵だ。)

 

 

バンド名の由来はきっと映画『ルビー・スパークスRuby Sparks)』。

なんてぴったりな名前なんだろう。

男女の危うく儚いツインボーカル、瑞々しい疾走感。柔らかな気怠さ。

そんな色々な要素がギリギリのところで絶妙で最高なバランスを保っているのがLuby Sparksだと思います。

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 どっちのアートワークもめちゃくちゃかわいい、、、

 

 

 

 

カセットにて発売されたデビューシングルより、「Pop.1979」。

Miles Apart Recordsというカセット中心のレーベルに、デモを完成させたその日のうちに送り、即デビューが決まったらしい。

Slowdiveのようで、スーパーカーのようで、誰にも真似できないLuby Sparksの透明感と浮遊感。

ものすごい量の音楽の知識に支えられてないとこんな曲作れない。

 

 

 

 

HATEFUL SUMMERのライブ映像です。

映画みたいな佇まい。特別なことをしているわけではないのにこんなに雰囲気が出るのが本当にLuby Sparksの持つ力。

技術はまだ危うさが残るけれど、技術だけではどうにもならないものを持っています。

圧倒的なカリスマ感とかではないんだけれど、とても自然に雲の上を歩いているような感じ。

この映像はベースボーカルのnatsukiくんがエディターを務めています。

 

 

 

 

この曲のEmilyちゃんのコーラスが美しくて好き。

 

 

 

 

なんで久々にバンド紹介ブログ書いたかというとこちらのイベントがあるからです。

Luby Sparks出演します。

よろしくお願い致します。

 

W.O.O vol.1出演者:Tempalay / ドミコ / Bluems / Luby Sparks / JIV

2017/5/18(木) 渋谷/代官山SPACE ODD

OPEN 18:00 / START 18:30

前売りチケット¥1,000-(税込/All Standing/1Drink別)
当日チケット¥1,500-(税込/All Standing/1Drink別)

イープラスeplus.jp
チケットぴあ:0570-02-9999 Pコード:330-785
ローソンチケット:0570-084-003 Lコード:73953
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【まりりん presents SECOND SUMMER of LOVE】開催◎

盛夏の頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
お久しぶりです。まりりんです。大変ご無沙汰しております。
ライブハウスに行き過ぎて、たくさんのバンドに会いすぎて、紹介が全く追いつきませんでした。書きかけの下書きだけが大量に残っています。ちゃんと書きます。



気になる約10ヶ月ぶりの更新内容は...




まりりん presents SECOND SUMMER of LOVE】




今年もSUMMER of LOVEやります!
去年のあれからもう1年経つのかーという思いと、あいつらと出会ってからまだ1年しか経ってないのかという思いでいっぱいです。昨年同様「世界に通用する日本のインディーバンド」というコンセプトに加え「人生を変えるライブ」をテーマにお送りいたします。
第一弾出演者としてTHE ROAMERS、mandala、AFRICAが決定◎


次回から出演バンド紹介をしていきますのでお付き合いください。
お楽しみに!




まりりんpresents SECOND SUMMER of LOVE
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2015.08.26(fri)
@下北沢DaisyBar
時間:OPEN 18:30 START 19:00
料金:ADV. ¥2300(D別) DOOR. ¥2800(D別)
LIVE:
THE ROAMERS
mandala
AFRICA
…and more!!

問い合わせ:DaisyBar 03-3421-0847
プレイガイド:発売日7/10(日)
ローソンチケット(Lコード:74187) http://l-tike.com
イープラス http://eee.eplus.co.jp
DaisyBar店頭
バンド、主催者予約

belongmedia.net



更新久しぶりすぎて操作方法がわからない...

日本の音楽を変える  Ykiki Beat

Ykiki Beat
彼らは日本の音楽をおもしろくしてくれる




これ読んでくれている人たちは大体もう知っていると思います。
というか知っててくれ。
今年彼らがデビューしたっていうことは日本の音楽史に残ると思うんだ。
知らなかった人、今日この記事を見て知ってください。


本当はもっと前に紹介したかったんだけどタイミング逃し続けて今になりました。
アルバムリリース前に書きたかった...。





同じ大学で別々の音楽サークルにいた5人が、自分の音に合いそうな人を紹介しあって2012年に結成したのがYkiki Beat。


ワイキキビーチに似た名前だけど全く関係ないようでハワイっぽさはありません。
バンド名を決める時にワイキキって単語が出て、ボーカル秋山さんの頭の中でYkikiってスペルに変換されて、絶対間違ってるってわかってるけど気に入って、そこに響きのいいBeatをつけたのが由来です。




私が知ったのはメンバーがかぶってるDYGLが先なんですけど。
STYLE BAND TOKYOで見てめっちゃかっこいいなー絶対売れるなー年近いなーと思っていたら、その後同じ大学の1つ上で部活の先輩の友達だとわかり、うちのライブハウスに出てほしいと紹介してもらったんです。
そこで連絡とった時にYkiki Beatも教えてもらって、こっちも半端なくかっこいいじゃんやばいとなったわけです。
身近なところにとんでもない人たちがいたなと思って。


彼らははじめから世界を目指していて、自分たちは日本の音楽業界をひっくり返せると言っていて。
同じ世代で同じ音楽界隈に大きなことをやろうとしている人たちがいるのなら、私はそれを手伝いたいって思いました。
自分たちでおもしろいことができる、DIYで世界と渡り合えるって提示してくれた。
それって今後のバンドにとても大きな影響を与えることだと思うんです。





2014年後半からどんどん注目を集めて、先月ついにフルアルバム『When the World is Wide』をリリース。
タワーレコード渋谷店でのインストアライブは大盛況で、サイン会は店の外まで長蛇の列で。
今まで外に飛び出たのなんて見たことないよ。


Ykiki Beatはなぜこんなにも注目され絶賛されているのか。
もちろん実力は半端ないんですよ。アジカンのゴッチが「引退を考えるくらい素晴らしい」っていうくらい。
でもそれだけじゃなくてファッション性が高いというのが大きいです。
メンバーがずば抜けてイケメンというわけではないけど、みんなさらっとシンプルにおしゃれで曲もおしゃれで出てるイベントもおしゃれで掲載される雑誌もおしゃれで、だからそれ聴いてる自分もおしゃれな気分になれる。
インディーバンドなんか興味なかった人たちも手を出しやすい。
Ykiki Beatを聴くことによって最先端の文化に精通している感。
いや!でも!でもね!彼らは音楽が素晴らしいんだって!ファッションとして聴くのやめて!音楽を評価して!
Ykiki Beat自体はおしゃれ云々っていうよりバンドのイメージが明確なんです。






新世代のアンセムソングとも言われる「FOREVER」。
日テレのぐるぐるナインティナインのエンディングBGMに使われているので聴いたことある人も多いのではないでしょうか。
秋山さんの幼い顔から低い声が出てくるのが最高なんだなぁ。
この声は年齢を重ねるほどかっこよくなりそう。





『When the World is Wide』の一曲目。
このアルバムがはじまるー!ってイントロでワクワクする。
映像の一瞬一瞬が北欧の映画みたいで美しい。




嘉本さんが作ったフレーズを秋山さんが展開してYkiki Beatのはじまりの曲になりました。
このMVを制作しているOut of Town Filmsは世界各地のインディーバンドのビデオを撮っているフィラデルフィア在住の集団です。
今年のフジロックに出てたThe Districtsも撮ってるのね。Ykikiとディストリクツの対バン見たいな。
日本だとYkikiとDYGL以外にも福岡のHearsaysってバンドをやってるみたいです。






Ykiki Beat最大の強みはまだ発展途上なところ。
「僕らはまだこのくらいのところまでしか到達できていないのにもっと上の評価をされていると思うときがある」って今でも十分完成度は高いのにもっと上を目指している。
伸びしろがまだまだあって、可能性があって、それに見合う才能とそれを磨く努力をしていると思います。
だから彼らのライブ見てるとフジロックとかグラストンベリーとかT in the Parkとか、国内外のでかっいフェスのでっかいステージでやる未来が見えるんです。
シーンとか流行とかを追うメディアによって過去のものにされちゃいけないと心の底から思う。






そんなYkiki Beatは今絶賛ツアー中。
台湾を含む5ヵ所を回り明日10月1日ついにファイナルTUTAYA O-nestですが、チケットはほぼ即完だったようで。
After PARTYとして3日に江の島OPPA-LAで追加公演を行います。こちらのほうは追加申し込みをまだ受け付けているのでぜひ。
対バンはDYGLの下中さんがいるBatmanWinksです。
YkikiもDYGLも拠点を海外に移すことも視野に入れているみたいなので、もしかしたら今後気軽に日本で見ることができなくなるかもしれないですね。
とりあえず小さな箱で見れるのは今のうちだし行けるなら絶対行くべき。
日本の音楽が変わる瞬間を見に行こう。





YKIKI BEAT