Rock'n'Roll Radio

音楽について思ったことを書く。

【まりりん presents SECOND SUMMER of LOVE】開催◎

盛夏の頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
お久しぶりです。まりりんです。大変ご無沙汰しております。
ライブハウスに行き過ぎて、たくさんのバンドに会いすぎて、紹介が全く追いつきませんでした。書きかけの下書きだけが大量に残っています。ちゃんと書きます。



気になる約10ヶ月ぶりの更新内容は...




まりりん presents SECOND SUMMER of LOVE】




今年もSUMMER of LOVEやります!
去年のあれからもう1年経つのかーという思いと、あいつらと出会ってからまだ1年しか経ってないのかという思いでいっぱいです。昨年同様「世界に通用する日本のインディーバンド」というコンセプトに加え「人生を変えるライブ」をテーマにお送りいたします。
第一弾出演者としてTHE ROAMERS、mandala、AFRICAが決定◎


次回から出演バンド紹介をしていきますのでお付き合いください。
お楽しみに!




まりりんpresents SECOND SUMMER of LOVE
f:id:bsg_mary:20160719205658j:plain
2015.08.26(fri)
@下北沢DaisyBar
時間:OPEN 18:30 START 19:00
料金:ADV. ¥2300(D別) DOOR. ¥2800(D別)
LIVE:
THE ROAMERS
mandala
AFRICA
…and more!!

問い合わせ:DaisyBar 03-3421-0847
プレイガイド:発売日7/10(日)
ローソンチケット(Lコード:74187) http://l-tike.com
イープラス http://eee.eplus.co.jp
DaisyBar店頭
バンド、主催者予約

belongmedia.net



更新久しぶりすぎて操作方法がわからない...

日本の音楽を変える  Ykiki Beat

Ykiki Beat
彼らは日本の音楽をおもしろくしてくれる




これ読んでくれている人たちは大体もう知っていると思います。
というか知っててくれ。
今年彼らがデビューしたっていうことは日本の音楽史に残ると思うんだ。
知らなかった人、今日この記事を見て知ってください。


本当はもっと前に紹介したかったんだけどタイミング逃し続けて今になりました。
アルバムリリース前に書きたかった...。





同じ大学で別々の音楽サークルにいた5人が、自分の音に合いそうな人を紹介しあって2012年に結成したのがYkiki Beat。


ワイキキビーチに似た名前だけど全く関係ないようでハワイっぽさはありません。
バンド名を決める時にワイキキって単語が出て、ボーカル秋山さんの頭の中でYkikiってスペルに変換されて、絶対間違ってるってわかってるけど気に入って、そこに響きのいいBeatをつけたのが由来です。




私が知ったのはメンバーがかぶってるDYGLが先なんですけど。
STYLE BAND TOKYOで見てめっちゃかっこいいなー絶対売れるなー年近いなーと思っていたら、その後同じ大学の1つ上で部活の先輩の友達だとわかり、うちのライブハウスに出てほしいと紹介してもらったんです。
そこで連絡とった時にYkiki Beatも教えてもらって、こっちも半端なくかっこいいじゃんやばいとなったわけです。
身近なところにとんでもない人たちがいたなと思って。


彼らははじめから世界を目指していて、自分たちは日本の音楽業界をひっくり返せると言っていて。
同じ世代で同じ音楽界隈に大きなことをやろうとしている人たちがいるのなら、私はそれを手伝いたいって思いました。
自分たちでおもしろいことができる、DIYで世界と渡り合えるって提示してくれた。
それって今後のバンドにとても大きな影響を与えることだと思うんです。





2014年後半からどんどん注目を集めて、先月ついにフルアルバム『When the World is Wide』をリリース。
タワーレコード渋谷店でのインストアライブは大盛況で、サイン会は店の外まで長蛇の列で。
今まで外に飛び出たのなんて見たことないよ。


Ykiki Beatはなぜこんなにも注目され絶賛されているのか。
もちろん実力は半端ないんですよ。アジカンのゴッチが「引退を考えるくらい素晴らしい」っていうくらい。
でもそれだけじゃなくてファッション性が高いというのが大きいです。
メンバーがずば抜けてイケメンというわけではないけど、みんなさらっとシンプルにおしゃれで曲もおしゃれで出てるイベントもおしゃれで掲載される雑誌もおしゃれで、だからそれ聴いてる自分もおしゃれな気分になれる。
インディーバンドなんか興味なかった人たちも手を出しやすい。
Ykiki Beatを聴くことによって最先端の文化に精通している感。
いや!でも!でもね!彼らは音楽が素晴らしいんだって!ファッションとして聴くのやめて!音楽を評価して!
Ykiki Beat自体はおしゃれ云々っていうよりバンドのイメージが明確なんです。






新世代のアンセムソングとも言われる「FOREVER」。
日テレのぐるぐるナインティナインのエンディングBGMに使われているので聴いたことある人も多いのではないでしょうか。
秋山さんの幼い顔から低い声が出てくるのが最高なんだなぁ。
この声は年齢を重ねるほどかっこよくなりそう。





『When the World is Wide』の一曲目。
このアルバムがはじまるー!ってイントロでワクワクする。
映像の一瞬一瞬が北欧の映画みたいで美しい。




嘉本さんが作ったフレーズを秋山さんが展開してYkiki Beatのはじまりの曲になりました。
このMVを制作しているOut of Town Filmsは世界各地のインディーバンドのビデオを撮っているフィラデルフィア在住の集団です。
今年のフジロックに出てたThe Districtsも撮ってるのね。Ykikiとディストリクツの対バン見たいな。
日本だとYkikiとDYGL以外にも福岡のHearsaysってバンドをやってるみたいです。






Ykiki Beat最大の強みはまだ発展途上なところ。
「僕らはまだこのくらいのところまでしか到達できていないのにもっと上の評価をされていると思うときがある」って今でも十分完成度は高いのにもっと上を目指している。
伸びしろがまだまだあって、可能性があって、それに見合う才能とそれを磨く努力をしていると思います。
だから彼らのライブ見てるとフジロックとかグラストンベリーとかT in the Parkとか、国内外のでかっいフェスのでっかいステージでやる未来が見えるんです。
シーンとか流行とかを追うメディアによって過去のものにされちゃいけないと心の底から思う。






そんなYkiki Beatは今絶賛ツアー中。
台湾を含む5ヵ所を回り明日10月1日ついにファイナルTUTAYA O-nestですが、チケットはほぼ即完だったようで。
After PARTYとして3日に江の島OPPA-LAで追加公演を行います。こちらのほうは追加申し込みをまだ受け付けているのでぜひ。
対バンはDYGLの下中さんがいるBatmanWinksです。
YkikiもDYGLも拠点を海外に移すことも視野に入れているみたいなので、もしかしたら今後気軽に日本で見ることができなくなるかもしれないですね。
とりあえず小さな箱で見れるのは今のうちだし行けるなら絶対行くべき。
日本の音楽が変わる瞬間を見に行こう。





YKIKI BEAT

メタルのニューカマーから世界的ロックバンドへ  BRING ME THE HORIZON

BRING ME THE HORIZON
メタルのニューカマーから世界的ロックバンドへ




超久々の洋楽!そして初のメタル!
私の洋楽の入口はBRING ME THE HORIZONです。
またすごいところから入ってきたなーって自分でも思います。



知ったのは本当に偶然で。
高校2年生の時、当時流行っていたリアルのトップ画に貼る外国人の画像を探していました。
そのなかで超かっこいい人がいて、服着てると思ったら全部タトゥーだったんですよ。
何この人やべえと思って、画像元とかタグから名前を調べて検索して外国語のサイト翻訳して…
たどり着いたのはBRING ME THE HORIZONのvocal、Oliver Sykesでした。




2004年にヨークシャー州で結成して、デビュー作でNME主催のKerrang! AwardでBest British Newcomer 2006を受賞。
2008年にはUSデビュー。
ルックスやファッション性も合わせてティーンを中心に絶大な支持を集めています。
初期はデスコアと形容されていましたがエレクトロなサウンドも多く、2012年にキーボードのJordan Fishが加入したことでハードコアから脱却。
今年のKerrang! AwardもMUSEを抑えBest British Bandを受賞しました。
バンド名は映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のセリフから。




見た目から入ったけど大好きで、でもずっと活動してなくて、そのままいなくなるんだろうなと思っていたら2013年に復活。
メジャーデビューアルバムでもある3年ぶりの新作『Senpitanal』でメタルの枠を超えて大きな賞を次々受賞し、世界的にバンドのトップシーンへと登り詰めました。
そして今月ニューアルバム『That’s The Spirit』発売。




イギリス行ったときOliの出身地でOliのブランドDROP DEAD clothingの本店とOliのお嫁さんHannahのタトゥーのお店があるシェフィールドに行く計画を立てたくらい好きです。(日帰りが難しい距離だし帰国2週間後にKNOT FESTで来日するからやめたけど)
次イギリス行く時はBMTHのライブを見に行くと決めてる。




プレデターとチューバッカと何?
なぜかとてもユーモラスなMV。




若かいなー。
謎の着ぐるみが再登場。




『Senpitanal』より。
一気に聴きやすくメロディアスになりました。
ライブでこの曲合唱するの最高に気持ちいいんですよ。




ニューアルバムより。
今作でロックバンドとして確立したなと思います。
メタル以外でも全然通用する。
私はオフィシャルで2番目に高いBOXset買って4日に発送されたらしいんだけどまだ届きません。
待ち遠しくて眠れない夜を過ごしています。
ちなみに1番高いBOXは即刻売り切れました。
いいんだ別にTシャツはいっぱい持ってるから…



これもニューアルバムから。
これめちゃくちゃ好き。曲名ださいけど。Oliの声が優しい。
BMTHはONE OK ROCKに似てるって言われることが多くて、これはそれが特に顕著だと思います。




聴きやすいっていうか歌い方全然違うんですけどね。比較動画あったので。
『senpitanal』までの3年間はOliがドラッグ中毒になってそのリハビリをしていたとAlternative Press Awardsで年間最優秀アルバム賞の受賞スピーチで明かしました。
その経験が表れているんだと。
だからその後に発表されたシングル「Drown」のOliの顔とても優しいし、モンスターになちゃったドラムのMattをみんなで助けるMVにしたのかなって思いました。





各地のフェスや授賞式で一緒になるからBABYMETALちゃんと仲良しです。
今年のReading FestivalでOliはベビメタT着て歌ってました。
ベビメタちゃんの他にも日本に縁があるみたいで。
休止してる時以外はほぼ毎年1回は来日してるんですよね。
マキシマム ザ ホルモンと対バンした時にはダイスケはんが「あいつらまじやべえ!!!」と興奮したとか。
Crossfaithとはヨーロッパ・アジアを対バンツアーしています。
Oliはタトゥー入れるために来たこともあるみたい。夫婦揃ってリラックマもののけ姫大好きだし。

私はLOUDPARK2013の前日に渋谷TSUTAYAの中のスタバでHannahに会いました。
まじかわいい。超細い。超顔小さい。
その時はまだ彼女で、だから会ったことある女の子とOliが結婚したのがすごく嬉しい。




これからアルバム引っさげてツアーやります。
ヨーロッパアメリカオセアニアまで。イギリス公演はすでに完売しているところが多数。
オーストラリアまで来たら日本来てくれ頼む。来年春頃何らかの形で来日すると信じてます。
フェスじゃなくて、ワンマンもしくはCrossfaithかベビメタちゃんとツーマンしてほしいです。
ライブハウスじゃなくてもっと大きなところで。





Bring Me The Horizon | That's The Spirit

バンドの理想形  thatta

thatta
私の辞書で「バンド」と調べると「thatta」と出てきます。





thattaはねー、私の好きな要素が全部詰まってる理想的なバンドです。

・人数が多い(7人編成)
・音が大きい
・洋楽っぽい
サイケデリック
・ボーカルがハンドマイク
金管楽器がいる
・演奏中によく動く
・演奏中にお酒を飲む
・長髪がいる
・加藤マニが映像を撮っている

こんなにどストライクなバンド他にいるだろうか!
(もし上記の項目に少しでも当てはまるバンドを知っていたらぜひ教えてください。)
メンバーの雰囲気が統一されているっていうのもいいバンドの条件だと思うんだけど、これだけは当てはまらないです。
thatta…雑多っていうだけあって音楽よりも猫が好きな近山さんとか、ポストパンクっぽいケントさんとか。
でもこのバンドはこのごちゃごちゃ感がいい。


今年の6月頃にはサポートギターでVeni Vidi Viciousの入江良介が参加していました。
thattaに入江良介。
この喜びをどう伝えていいのかわからない。


過去には海外ツアーを行っています。
日本の枠に収まりきらない。



マニさんビデオpop songー!
メディアを皮肉った歌。



これも新聞とテレビとパソコンとケータイってメディアに対するものっぽいですね。




「No more War,Need more Drug」って素晴らしいと思いませんか。
ウッドストックかよ!



7人編成になって初の音源が11月に出るよー!
嬉しい!ただひたすらに嬉しい!




曲を作ってるDatchさん、実は楽器が全然できないらしいです。
だからプレイヤーだとやろうとしないフレーズとかガンガン入れちゃうっていう。
現Awesome City Clubの森島さんが加入するまでのオリジナルメンバーは楽器できない上手くないだったって数年前のインタビューで言ってました。
私は楽器の才能0なので、弾けなくてもこんな曲が書けるのかとびっくりというか嬉しいというか。
良い=上手いではないんだなーって。
今森島さん抜けちゃったけどドラムの神様照沼さんがいるしね。


とにかくthattaのやりたいことをやるっていうかやりたいことしかやらないみたいなところが大好き。
ライブ中にお客さんにビール買ってきてーって頼んだり、フロアからステージまでワインボトル回し飲みしたり。
あーもう大好き。最高。バンドはこうあるべき。
型にハマってしまったバンドマンたちよ、thattaの音圧で頭殴られろ。
好き勝手やって暴れるバンドが増えて欲しい!




thattaの次のライブは10月4日吉祥寺Planet Kですね。
そして11月21日には渋谷VUENOSでレコ発「COMING BACK!」!!!!
対バンにHAPPYとTHE SUZANとDJにNew Houseって本当さすがです。好きだよ。
thatta見て酔いどれる夜は最高だから行くしかないよ。





thatta official web site

Lo-Fi Happy Typhoon   Tampalay

先日のSUMMER of LOVEに来てくれた皆様ありがとうございました!
お礼が遅くなってごめんなさい。
というか、企画まであと1週間って時から更新してませんでした…
告知も企画も終わり、またバンド紹介に戻ります。




Tempalay
西海岸風Lo-Fi Happy Typhoon



SUMMER of LOVEでDJ肝臓にCREW!!!として出てもらったTempalay。
実は結成1年でフジロックのルーキーで演奏した実力者です。



Orca Shoreがはじめて東京でライブした時の対バンが彼らでした。
その数日前に出れんのサマソニの応募バンドをチェックしていて、Orcaと同じ日に出る人だーと聴いてみたのが最初。
ローファイサウンドが最高で、フジで見るのも楽しみにしてたのにノエルの後道に迷って全然間に合わなかった...
噂によると「ドンルクvsTampalayだな」と言われてSEにドンルク使ったらしいです。
人に頼んでわざわざOasisのCD持ってきてもらったとか。



Tempalayってバンド自体にすごく独特な雰囲気があって、その原因は何だろうってずっと考えてたんですよ。
で、出した結論が「バンドの良心がいない」。
バンドの中でドラムがまともな人で次にベースが普通でギターやボーカルは問題児みたいなことよく言われてるじゃないですか。
Tempalayは3人全員同じテンションでぶっとんでる感じがする。
台風みたいな。うわー来るぞーTempalay近づいてきたぞー全員巻き込まれるぞーみたいな。でも台風ってなんかワクワクするよねっていう。





かっこいいわー。彼らのファンキーなテンションとのギャップがまたかっこいいんです。
集団パラリラのジンさんがコメントしてて笑ったんだけど、本当にコメントの通り歳とってもいつまでも聴けると思う。




カセットでリリースされた1stシングル。
りょーとくんの声は優しくて安心感がある。
どこか懐かしい感じがします。




先週リリースされた彼らのデビューE.P『Instant Hawaii』のトレイラー。
いい名前ですねインスタントハワイ。
手軽に味わえるリゾート。
西海岸的と言われるTampalayの音楽のことを指すのか、お湯を注ぐだけの現代への皮肉か。
そんな深いこと考えてなさそうだけどね。
刺繍でデザインされたジャケットもとても素敵なんですよ。



Tampalayのメンバーと曲の共通点って、細かいことはどうでもよくなって幸せな気持ちになれるってことだと思います。
生きてて楽しければ最高じゃーんって思える。
頭空っぽにして音に身を任せるのが正しい聴き方。



CD出して、注目度上がって、ライブ活動も活発になっててまさに旬なTampalay。
私のおすすめ公演は9月15日恵比寿BATICAと25日下北沢DaisyBarです。
11月14日のOrca Shoreのレコ発にはTampalayだけでなく肝臓にCREW!!!も出演するようです。
まさかの神戸進出。
あと今さっきりんご音楽祭も発表されました。毎年いいメンツだよなーりんご音楽祭。行ってみたい。




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